空洞になる

「土地や家は、人の一生を予言した本のようなもの」筆者がまずいいたいのはこのことです。さっそく次のページから出てくる六つの図をみてください。これらの図を組みあわせてみる術を理解できれば、土地や家があなたの予言書になってくれるのも時間の問題でしょう。ところで、図をあわせると、ひとつの区分が複数の暗示を語ることになります。これはいったいどうみていくのかと、とまどわれる方もいらっしゃることでしょう。簡単にヒントを述べますと、図を重ねあわせて同じ区分になるところが互いに関係しあっているということです。ところで本書で土地や家をみる場合、凶相となるものに「欠け」「水まわり(三備と「廊下」「ベランダ(一・八メートル以上のものこなどがあります。家の欠けは、その区分に該当する人の人生が「否定される、存在がない」とみます。たいていの場合、すでに死んだか、誕生前に排斥されるなどした人のことを象徴しています。水まわりは、その区分に該当する人の人生が「曇らされる」とみます。廊下や幅の広いベランダなどは、その区分に該当する人の人生が「空洞になる」とみます。欠け、水まわり、廊下はいずれも良い暗示を告げません。存命中の人についての暗示をみるときには、水まわりのほうが廊下よりも強い悪影響が発せられています。では、次のページに「複合して考えるため」に役立つ一例をあげますが、初めての読者にわかりやすいように凶相にあたる「欠け」を例にしていることをおことわりしておきます。土地や家は正方形や長方形ばかりではなく、向きもまちまちです。本書においては、わかりやすくするために図は正方形にしてありますが、どんな形の土地や家でも、便宜上、図のように東西南北の升目に置いてみていきます。